コントロールとマネジメントの違い

 最近読んだと人への気遣いについての本に、他人をコントロールしようとする人はうまくいかないと書かれていました。部下管理についても同じことが言えるんじゃないかなとおもいます。マネジメントはいいけれど、コントロールはダメ。なるほど。

 コントロールとは、他人を自分の思うままにロボットのように動かそうとすることです。
 コントロール型の上司の典型行動とは、まずすべて上司のペースで物事を進める、部下の意見を聞かない、部下の意思や気持ちに配慮せず業務遂行するといったところらしいです。そうなると部下は何でも上司に聞かないと仕事が進められず、結局自ら考えて行動しないので、このようなコントロール型の上司の言動の特徴は、「部下は無能だ」「オレがいないと業務がまわらなくて忙しい」

 一方マネジメントとは、部下が自ら考え働くのをサポートすることであり、基本的に相手を尊敬・尊重し、細かい仕事のやり方、ペース等は任せ、障害にあたったときにはそれを解決すべく指導やフォローする、異常管理を主体とした方法です。

 部下の成長を目指し、そして将来自分が本当に楽になりたいのであれば、目指すは後者のマネジメントですね。でも、これは上司にとっては「今にも大失敗しそうな部下に対し何も言わずに見守る」というめちゃくちゃ辛い忍耐が必要となります…。大変です。