新卒採用状況について

新卒採用の状況が改善しているというニュースを聞くようになりました。

ただ、よく聞くと、一昔前のような改善の仕方ではなく、実際は内定を取る学生と取らない学生の2極化が激しいとのこと。
バブル期に適当に採用したツケを現在も払っていたり、日本人だけでなく、外国人を採用するという選択肢も増えているという状況では、無理に採用しないというスタンスも理解できます。

そして、人事担当者の声として紹介されていたのが、「どの企業も求める人材は同じ」という話でした。
ではどのような人材を求めているのかというと、
・自分がどのように働きたいのか、具体的なイメージを持っているか
・意欲を持って主体的に働けるか
ということでした。

上記の逆の人材というと下記のような人材になるのかしら。。
これらはよく聞く労務管理上の企業の不満そのものです。

・どう働いていきたいのか分からない(自分の将来像が見えないまたは見ていない)から、長期的な視野に立って働けず、短期的な損得で考えがち。
・命令どおりにある程度まじめに働くけれど、主体的ではないから、やらされ感が強くて、他責志向(自分の失敗は他人の責任よるものというような考え方)で不満も多い。

「企業は人なり」とはよく言ったもので、いい人材は、会社の力を2倍にも3倍にもしますし、逆もまたしかりだなとつくづく思います。