ギブアンドテイク

仕事柄、労使の様々なトラブルに関わっていると思うことのひとつが、このギブアンドテイクです。

ビジネスは、家族じゃないし、ボランティアでもない以上、ギブアンドテイクが基本です。このギブアンドテイクって、なんだかドライに思えますが、それは、狭い人間関係で、短期間で考えるからドライなのかなと。そうじゃなくて、もっと広く大きな人間関係で、長期間でギブアンドテイクが成立するって考えたら、もう少しうまくいくんじゃないかなと思うのです。

「私はこんなに頑張ったのに、社長は分かっていない」
「オレはA社員を育てるよう相当手をかけたのに、全然成長しない」等々の意識が根底にあって、そこからいろんなトラブルに発展します。
この仕事をやったら、すぐに給料を上げてとか、すぐに評価してとか、これをあげたから、すぐにこのレベルで仕事ができるようになってもらわないと困る等々。

でも100円払ったら、100円分のお菓子が手にはいるような、即時の同対価のギブアンドテイクばかりじゃ、逆に所詮大したものは手にはいらないじゃないかなと思うのです。
だって、ギブした相手から、直接テイクできなくても、回りまわってギブできるものがあるかもしれないし、ギブばっかり続く時期もあれば、テイクばっかり続く時期もあるのは当然で仕方がないと思えば、もう少しうまくいくことも増えるんじゃないかと。。

「損してる!」と思ってつらいときには、もうちょっと引いて考えてみてくださいね。(って、自分にも言い聞かせています)