デジタルデバイド

採用に関し、顧問先の問題としてだけでなく、自分の事務所のこととして関わることもあるのでいろいろ思うことがあるのですが、一番感じることは「事務」を希望している女性がとても多いということです。
多分、接客などのサービス業だと土日や祝日、夕方などに働かなければいけなくなり、子供が学校に行っている間だけ働きたいというニーズには合わないとか、立ち仕事は体力的にも大変だったりということだという理由のようです。

で、「事務」をするにあたり、特に35歳以上くらいの女性にとってネックになるのが、題名のデジタルデバイドなのです。現在事務仕事をするにあたり、1人1台のパソコンを使い、ワードやエクセルなどのオフィスソフトを使って仕事をするというのは当たり前なのですが、そのような時代が来る前に結婚などで退職してしまい、パソコンを使った経験が、PTAの資料をワードで少し作ったことがあります、とか、IEを使ってインターネットで検索してます、といったレベルにとどまっているのです。。

子育てが一段落して、さあ働こうと思って仕事を探しても、このご時世でパソコンができなくて、それでも事務の仕事、というのは相当ハードルが高いと思います。たまたま時代の変革の時期にいただけで、努力や経験不足というような本人の責任はないのですが、この世代の女性が働くにあたっては結構大きな問題だなと思います。