年金改正について2

年金について、もう少し。

私の個人的な意見としては、改正の方向の柱に、年金は積立貯金じゃなくて、老後の所得を保障するための保険なんだという定義をもっと徹底したら良いのにと思っています。

具体的には、現役世代の間に何か事業に成功したり、たまたま親族からの相続などで年金受給期間に新たに収入がある場合には、年金を減額する仕組みをもっと徹底したら良いのにと思うのです。
年収500万くらい、もしくは自宅以外に1億円以上資産を持っている人に年金って要るの?と単純に思います。今の仕組みでは、以前にも書きましたが、もちろん厚生年金に加入していて、給与収入があれば減額されますが、事業収入や不動産所得、利子所得などで収入があっても年金は減額されないです。そしてもちろんいくら資産があっても年金が減額されることはありません。また、そういう人に限って堅実なので、ちゃんと保険料を払っていて、しっかり年金ももらっています。

苦労して資産家になった人から見れば、ちゃらちゃらと遊び暮らしてきたように見える人が年金をもらい、自分たちが掛け捨てになってしまうというのは納得できないかもしれませんが、今成功していて暮らしに困っていないのはもちろん苦労の成果でもあるけれど、多少のラッキーもあるわけですし…と納得してもらえないかしら。