個人事業の社会保険加入

社会保険は民間保険と違って、基本的に条件に合致すれば強制加入しなければならないことになっています。法人であればひとりでも従業員がいれば加入しなければならないのですが、個人の場合は5人以上で強制加入になります。

ここで問題だなと思うのが、この個人事業で5人以上の従業員がいれば強制加入というシステムです。この時事業主さんは社保には入れないのです。ここがネックになっています。私が知る限り、特に個人事業を営んでいる事業主さんは、社会保険が高いと強い不満を持っています。一緒に仕事をしている従業員さんと一緒に自分も社保に加入できるならまだしも、その保険料の高い社保に自分は入れず、従業員さんだけ入れなければならないと説明しても、なぜ？？？と簡単には納得されません。

せめて、事業主が任意加入できるシステムができれば、もう少し社保加入が進むと思うのですが・・・。

社会保険は保険料が高いというイメージが先行し、厚生年金に至っては、もらえるかどうか分からないという信頼感はボロボロの制度ですが、病気で働けない時に支給される傷病手当金や、障害を負った時に支給される障害年金等々いろんな保障を考えるとやっぱり社保加入のメリットはそれなりにあります。個人事業等、規模が小さくていろんな保障が整っていない方たちにこそ、必要な制度なんじゃないかなと思うのですが…。