役所の調査

最近顧問先に、ちらほら役所の調査が入っています。
一番多いのは年金事務所の調査。次は監督署の調査。

調査を受ける際には、先方が何を調べたいのか、知りたいのか、先方の立場に立って考えることが必要です。調査準備時に当方で顧問先にヒアリングをすると、仕方がないとは思いますが、自社の論理で必死に説明される方がいらっしゃいます…。お気持ちは分かるのですが、息巻いて「そんなの世間の常識ではない!」とか、「みんな違反してる!」とか、声高に役所に主張したとしても、役所の回答はただ「でも法律違反ですから・・・」のひとことで、不毛です。

先方が何を調べたいのか、知りたいのかを考え、それに対する回答と、もし違反を指摘された場合には、過去の事例、その他の証拠書類などを照らし、自社に反論の余地が有るのか無いのか等々を、冷静に考慮し、準備することが大切です。
くれぐれも役所に対して、「ひとことガツンと言ってきてやろう…」というような精神論で準備されないようお気をつけください。