子育てと仕事の両立(時間管理)

 時間管理を勉強したおかげで、どう考えても育児や家事の時間が以前よりも大幅に増えているにも関わらず、今の方が仕事についても家庭についても快適で健全な生活をおくっています。今までは時間って有限なのに、無限だという前提で働いていた気がします。ただただ「やらねばならぬ!」という基準ひとつしかなかったんだと思います。そりゃやらなくていいか、やらなきゃいけないかという基準しかないと、やらなきゃいけないことだらけです。そして仕事はやればやるほど、新しい課題が出てくるので、際限はありません。

 でも今は、時間が有限である前提なので、何をするにもまず優先順位を考えるようになり、常に効率と生産性を考えて時間を使うようになりました。

まず仕事面で取り組んだことは大きく下記の3つです。

①権限の委譲
②仕事の見える化
③スケジュールの事前管理の徹底(作業時間の予測と優先順位の確認)


①権限の委譲

 権限を委譲するか、否かの判断基準は、自分がやっても他の人がやっても結果がたいして変わらないということです。そして私じゃないと駄目だということについても、普段からできるだけスタッフに仕事をおろすようにし、私でもスタッフでも同じ成果が出るようにしています。
 そして、仕事をおろす際に必要なのはルールだと分かりました。私の頭の中にある基準を明示しないと、私の仕事を任されてもスタッフは結局判断に迷って前に進めなくなります。なので、事務作業的にこうやって、次にああやってということよりも、判断の基準を丁寧に伝えるようにしています。

②仕事の見える化

 作業はすべてグループウェアに入れ、日々の作業内容と作業時間の見積もりを事前にさせるようにしています。この作業時間の事前見積もりがとても重要です。

③スケジュールの事前管理の徹底(作業時間の予測と優先順位の確認)

 週末に翌週1週間の作業をミーティングで確認しています。このミーティングでどれくらい翌週に仕事が詰まっているのか確認し、もし詰まっているなら優先順位を確認し、必要であれば優先順位の入れ替えをします。これにより行き当たりばったりで仕事をし、結局残業をせざるを得ない状況に追い込まれることはほとんどなくなりました。

 スタッフには、根性で瞬間最大風速を起こし一時的に仕事が速くできても意味がない、普通に誰がやっても時間が短縮できる方法を探して提案、実行してほしいと常に言っています。
 また、作業時間が長く、他の業務に影響が出ている場合には、何にどれくらい時間がかかっているのか一定期間細かく計り、改善をするようにしています。

(続きはまた)